昨日はFANJでミラーマン presents“Metal Machine Music”vol.2でした。
世の中は本当に大変な時期で、開催時間の情報を見れば関西でも積極的に節電すべきという
論調が強かった中なんですけど、バンドは予定通り集合し、予定通りイベントは開催され
有り難いことに多くのお客さんに足を運んでもらいました。
ミラーマン本当に有り難う。
正直言うと、みんな地震のことがみんな頭のどこかにあって、それについて何かしら考えながら
過ごした1日だったんじゃないでしょうか。それがどの程度あの会場に要因を与えたのか。
演奏する中にも被災地に家族がいて最後まで気になってしまったという人もいたし。
被災地でもない場所で、応援めいたメッセージソングも無い僕らが、何をしようか
なんて考えたりもしましたが、ただひたむきにステージでロックするってことくらいかな
と個人的に思って与えられた25分を使ったつもりです。
それを真っ向から受け止めて最もロックしたtrespassと
バッチリの音でフロアを盛り上げたCUSTOM NOISEが特に印象深かった。
阪神大震災が起きた時は中学1年生で、教師だった両親は緊急事態に備え家を出て
しっちゃかめっちゃかになった家にいても寒くやりようがなかったので
ある訳もない部活の朝練に行ったのを覚えていて、当然帰らされた。学校は休校。
うちはプロパンガスで停電していてもお風呂には入れるようだった。
兵庫県内でも被害が少なかったうちの地元で、今の様にメディアも速効性も無かったし
全体像が見えてくるまでに時間もかかった分、学校が休みになった、なんて無邪気な
喜びしかない中学1年生だったかなと。ただひたすら寒くて布団にくるまっていると
野見山が「風呂使える?学校無いし遊びに行こう」と家に来たのを覚えている。
今の僕に出来る事は、そんな過去があって、今も無事で
ついでにあの時うちに来た奴と一緒にバンドなんかやれちゃっててステージにも立てて
ということに改めて喜びを感じて、日常を過ごせる事に感謝する事かな、なんて。
東北地方太平洋沖地震の被害に遭われている多くの方々には予想出来ないほど
厳しい状況が続いていると思うし、一人でも多くの無事が確認されればいいなと願うばかりです。
正誤の判別もつかないほど数多くの情報も出ており(中には正や悪といったものも)
取捨選択は各個人。募金や輸血、物資の提供等協力出来そうなことから
始めたいと思います。
ちなみに今日の僕の役目は、はからずしもこのタイミングで結婚式を挙げる友人を祝い
久々に会う友人との再会を喜ぶ。そんな感じです。
では。準備しなきゃ。
いずみ